設立趣旨(2023年12月10日設立総会にて決議・2024年福岡市より設立認証)

私たちは、地域で暮らす多くの若者が生きづらさや働きにくさ、死にたさを感じていること、ひきこもりや孤独、孤立の中にあることに強い懸念を抱いています。

現代の10代後半から30代の若者たちは、自由で民主的な考えを身に付け、人権や多様性や個性を大切にする新しい世代であり、インターネットやデジタル機器があたりまえの時代に生まれ、育っています。その彼らが社会人として様々な分野で活躍する時を迎えています。しかし、彼らを受け入れる社会は、依然として建前と本音が入り混じり、ときに従来の価値観が若々しく新しい彼らの価値観を打ち砕く世界でもあります。また、新型コロナウィルスによる社会の変化は、繊細な感覚を持つ彼らが社会で活躍する事や社会に馴染むことを困難にさせ、ひきこもりや孤独・孤立を生む要因にもなりました。

病者でも障害者でもない普通の若者たちが生きにくさや働きにくさ、ときに死にたさを感じ、様々な相談窓口やSNSで「働けない」「人と話したくない」「死にたい」とつぶやきます。近年、若年者や女性の自殺が顕著に増えています。彼らの年代は、他の年代に比べて繊細で孤独を感じやすく、中には誰とも話さず、どこともつながらずにひっそりと生きている者もいます。

生きづらさの最大の要因は「自己否定観」という調査があります。人としてこの世に存在する意味を感じることができずにいます。今が「生きづらい」「死にたい」と感じる若者たちと彼らの役に立ちたいという思いを持つ者たちがここに集います。誰にも否定されず、何にも脅かされることのない、穏やかなの居場所をつくり、運営します。ここでは誰もが自分を語り、自分らしい生き方を見つけ、互いに支え合い、助け合って、それぞれが社会人として自立することを目指します。また、生きづらい若者が働きやすい職場づくりや生きづらさや死にたさを社会に知らせる活動を行います。