1/28(火)

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2/8(土)『呼吸法・瞑想ワークショップ』の参加者募集中。
詳しく右のリンクから ➡ 『呼吸法・瞑想ワークショップ』のページへ


昨日のフジテレビの会見は10時間に及びました。
被害者の女性について感じたことを書いておきます。

ある記者が、目線が違うと言っていたようですが、詳しいやり取りは覚えていません。
「女性の体調や回復を第一に考えていた」といった説明に、当事者目線がないことを追及していました。
その記者は、女性がどう感じていたのか、何を望んでいたのかが伝わってこなかったのでしょう。

心や体に深い傷を負うと、直後に起こる強い反応のあとに、PTSDといわれるストレス反応が長期に残ることがあります。
専門家の下で長期間の治療やカウンセリングを受けることが望しいです。
恐らく掃除者の女性が会見を見ていたら、とてもつらい思いを抱いただろうと思いました。
フジテレビの役員は経営の専門家であり、治療や心のケアができる人たちではありません。
会社を辞めたとしても、良い環境で適切なケアを受け続けていらっしゃることを願うところです。

人は、他者の目線で物事を見たり、他者の気持ちに共感したりすることができます。
生まれつきこれらをうまくできる人がいます。
努力をしてできるようになる人もいます。
どうれだけ頑張ってもできない人もいます。
生まれつき万人に備わっている、当たり前のものではないと知っておくこといいです。

感情という気持ちのやりとりで人はコミュニケーションをとります。
「感じること(インプット)」と「表現すること(アウトプット)」で心を通わせます。
これは、簡単ではないかなり高度な頭脳の作業です。
これらがうまく行かないからこそ、人間関係が難しくなるのです。
できるのが当たり前でないので、努力して初めて他者と心地良く関わり合えるようになるのです。

病気や障がいの特性のせいで他者目線が持てなかったり、感情のやりとりが難しい方もいます。
自閉すペクトラム症には、他者の感情を理解したり、共感したりすることが難しいという特性があります。
発達特性によっては、感情は豊かであっても、その感情を表現できにくい方もいます。
他者の感情だけでなく、自分の感情もわからない失感情症(アレキシサイミア)という病気もあります。

いま一度、自分を振り返ってみたいです。
寒くなりました。
おやすみなさい。
(山口)

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