9/29(日)
今日のご利用【来室1名、メール1名】
先日、市民成年後見人研修の修了証書が届きました。
8月初めから8日間の講習に参加しました。
人は、自分の意思で物事を決めることができなくなるときがあります。
認知症、精神障害、知的障害などがその代表です。
そういった方々が普通の社会生活を営むためには、本人の意思を代弁する人が必要です。
それが成年後見人です。
成年後見人は、本人に代わって財産と身の回りのことを管理します。
成年後見人になるための資格は特にありません。
家庭裁判所が本人の状況を確認して、相応しい人を成年後見人に選任します。
家族がなることが多いです。
家族に相応しい人がいないときは、弁護士や司法書士を選任します。
弁護士や司法書士は、報酬が払えない人の成年後見人を引き受けません。
成年後見人を必要とする人が多いのですが、お金がない人の成年後見人になる人は少ないです。
そこで、国はボランティアや少ない報酬でその任を引き受ける市民を育成しています。
それが市民成年後見人です。
研修を修了してすぐに請け負えるのもではありません。
補助的な活動を数年して初めてできることのようです。
65歳なので、実際にできる機会はないかもしれません。
それでも、障害者に関わる仕事をしていると、その必要性を強く感じます。
そんなことで、今回講習に参加したのです。
講習は、福岡県と福岡市がそれぞれ年1回実施しているようです。
実施しない年もあります。
興味ある方は、募集のタイミングにアンテナ張っておいたほうがいいです。
では、おやすみなさい。