2/8(土)

今日のご利用【ありませんでした】

極寒でしたが、『呼吸法・瞑想ワークショップ』を3名の参加で開催しました。
お天気や交通機関、お仕事などの事情で参加できない方がいらっしゃいました。
次回は3/29です。

水鏡天満宮で久しぶりにお会いした猫さん。


今日、ふと考えたこと。
人の感覚は多様です。

人には主に7つの感覚があります。
視覚=目で色や形、光などを感じる感覚
聴覚=耳で音や声などを感じる感覚
味覚=舌で味を感じる感覚
嗅覚=鼻でにおいや香りを感じる感覚
触覚=皮膚や筋肉で固さや質感、温度などを感じる感覚
固有受容覚=手足の状態・筋肉の伸び縮みや関節の動きを感じる感覚
前庭覚=身体の動きや傾き、スピードを感じる感覚

これらの感覚が同時にたくさんの情報を収集してくれます。
目、耳、舌、鼻、皮膚、骨や筋肉などから得た様々な情報を組み合わせて整理、判断して反応します。
これは、簡単なことではありません。
脳が瞬時に極めて高度な作業をしています。

うまくいってあたり前のようですが、そうではありません。
神経発達症(発達障がい)がある方の中には、感覚のばらつきがみられます。
特定の感覚が敏感なこと、逆に鈍いことがあります。
聴覚が過敏な方がイヤーマフを使ったり、視覚過敏な方がサングラスを使ったりして刺激を和らげます。
聴覚が苦手な方が文字や図でコミュニケーションをとったり、視覚が苦手な方は聞くことで理解しやすくなることがあります。
優れた感覚をうまく使い、苦手な感覚を補う方法を身に付けることで学業や仕事への適応を高めることができます。

神経発達症(発達障がい)がある方のには、感覚を統合、整理して反応する機能がうまくいかないこともあります。
人は、目で見たことを言葉にしたり、身体を使って反応したりすることができます。
情報の伝達などがうまくいかない特性があると、反応が遅かったり、不器用な動作になったりします。
自分の特性を知って対処する方法を身に付けたり、周囲の理解や協力を得ることで様々な場面に適応することができます。

能力不足や怠けと思われてつらい思いをすることが少なくありません。
他者は自分と同じと思わないことが大事です。
どんな感覚を持つ方なのかを感じとって接するのがいいですね。
みんな違うということ。

おやすみなさい。
(山口)

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