3/2(日)

今日のご利用【来室1名】

水鏡天満宮の白梅。


今日は、不安な感情について考えました。
人は生きているとたくさんの不安を感じます。
同じ環境にいても、ポジティブな人とネガティブな人がいます。
どうしてでしょうか?

不安という感情は、人が生きていくために大切なものです。
動物の脳は、危険や脅威を避けるために、不安や怖れを感じさせるホルモンを出します。
これが不安の原因物質ノルアドレナリンです。

不安を感じやすい人の中には、不安ホルモン(ノルアドレナリン)が出やすい体質の方がいます。
考え方や行動で対処しにくいので、薬などで抑えることができます。
お医者さんに相談するのがいいです。
お医者さんは、人の心の中を見たり、測ったりすることはできません。
診察のときに、不安な出来事や気持ちを話すことでわかってくれます。

不安を感じやすい人の中には、感情への対処が苦手な方がいます。
不安な出来事が起きたときに、そのネガティブな感情に呑まれてしまいます。
不安は、原因➡危険や恐怖の感情➡不安 というしくみで起きます。
原因を取り除く、原因を変える、原因に危険や恐怖がないことを確かめる、などの対処行動で不安が消えます。
対処が苦手な方は、原因を見つけることや原因への対処ができないことが多いです。
不安の原因は次々にやってくるので、不安がどんどん増えていきます。
自分で対処できないときは、相談したり、助けてもらったりして不安は減らすのがいいです。

今は、不安の尽きない世の中です。
抱え込まないで、助けを求めましょう。

おやすみなさい。
(山口)

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