2/11(火・祝)
今日のご利用【電話1名】
朝は日差しがありました。
その後、夜まで相談室に籠っていたので、昼間の天気はわかりません。
夜中の帰り道はまだひんやり。
微妙にまだ寒いですね。
終日、事務処理や書類整理をしながら、youtubeで心理学の探求をしていました。
脳科学者 中野信子さんの面白い解説動画を見つけました。
スパイト行動の解説動画です。
「スパイト(spite・英)」とは、悪意、いじわるという意味の言葉です。
「スパイト行動」は社会学の用語で、国際比較では日本な行動パターンがあるとのこと。
一般的には、「スパイト行動」は、競争環境のなかで、自己の利益のために他者を損なう行動を言います。
自分より多くの利益を得ようとする人がいると、多少損をしてでもその人に意地悪や妨害をします。
結果として、自分が誰よりも利益を得ることになりますが、妨害のためのコストもかかるので、損失も生じます。
勝負には勝ちますが、自分も他人も共に損をします。
では、日本で特異な「スパイト行動」は、どんなものでしょうか?
集団の中でひとりだけ多くの利益を得ようとする人がいると、一般的な行動と同様に意地悪や妨害をします。
結果として、集団内に飛び抜けた利益を得るものはなく、メンバーが概ね同じような利益を得ることができます。
誰も勝つことがなく、誰も負けません。
日本的な「スパイト行動」がどうして生まれたのか?
まだその理由を突き止めるまで研究は進んでいないようです。
私の思う仮説のひとつは、天災の経験から生まれた共働意識によるもの。
多くの災害で集団全体が財産を失い、皆が協力しながら社会の再興を繰り返す中で特有の社会性が醸成されたという説。
他者を思いやる「利他行動」であり、他者からの「いじめ回避行動」でもあります。
私の思うもうひとつの仮説は、ムラ社会で生まれた同調圧力によるもの。
ムラ社会では、土地や水、食物などは共有財産で、それをひとり占めしようとする者を激しく攻撃するという説。
「出る杭は打つ」という文化です。
2つの仮設、どちらも他者の目を気にするという点は共通。
日本らしさの圧力は生きづらさを生みます。
日本社会の良いところは大事にしながら、自分らしさを失わないでほしいです。
おやすみなさい。
(山口)