2/22 (土)
今日のご利用【来室1名、メール1件】
明日は寒くなって、ところによっては雪になりそうです。
来週は、徐々に春の暖かさへ。
戦争や暴力、いじめ、嫌がらせなどの報道にこころが痛みます。
繊細なこころを持つ若者たちにとって、とても生きにくい世界になりました。
この相談室を開いたときに載せた文章を再びここに置きます。
人類の可能性①
「私たちがもつ好戦的な傾向や言動は、人類が生まれながらに宿す邪悪な性質などではない。…もっとも力に勝る者のみが、直面する他民族の脅威を克服し、日々くりかえされる他の集団との争いを制することによって限りある資源を手にしてきた。だが、文明の黎明とともに…攻撃性は、やがてその必要性を失っていく。とはいえ、人類の長い戦火の歴史をたどれば、人間の根源に横たわるこの本能はいまもまだ脈々と息づき、機会をとらえてはその頭をもたげようとしている。」
『他人を支配したがる人たち』(ジョージ・サイモン著 勝山勝訳 草思社文庫)
人類の可能性②
「食の共同と性のルールによって生まれた愛と奉仕の心は、その力が及ばない領域を支配する者たちによってすりかえられ、戦争へと駆り立てられるのである。…人々は団結し愛を確かめるために、わざわざ敵を作り、境界を引こうとしているように見える。…霊長類から受け継ぎ、それを独自の形に発展させたこれらの能力を用いて人類は分かち合う社会を作った。それは決して権力者を生み出さない共同体だったはずだ。われわれはもう一度この共同体から出発し、上からではなく、下から組み上げる社会を作っていかねばならない」
『暴力はどこからきたのか 人間性の起源を探る』(山極寿一 NHK出版)
世界が平和で生きやすくなりますように。
おやすみなさい。
(山口)