アウトリーチ実践者研修

2021年10月30日 アウトリーチ実践者オンライン研修に参加しました
コミュニティ・メンタルヘルス・アウトリーチ協会の主催で
精神疾患がある方などへの訪問型ケア実践者向けの研修です
ここはまだアウトリーチ(訪問型支援)をしていません
参加すること自体がかなりのチャレンジでした

そもそもアウトリーチって?
医療分野では、患者様のところへ行って診療や治療を行うこと
精神疾患がある方へ医療+福祉+就労+日常生活など多面的な支援をする
福祉分野では、支援につながっていない方へ能動的に働きかることもある
不登校、ひきこもり、発達障害、いじめ、虐待などの中にいる若ものの中には
声をあげられない、つながれない、相談先がわからないといったことがある
アウトリーチは、物理的な壁やこころの壁を乗り越えてつながろうとする

話は戻って・・参加者全員のプロフィールはわかりませんが・・・
ロープレ共にした6名は、私以外訪問支援の看護師や作業療法士の方々
研修タイトルに「実践者」と書いているじゃないか・・・
参加前からの緊張と胃痛がロープレ で一気にピークに達しました
詳しくお伝えできませんが、訪問先でのやりとりをロールプレイ
何もできず、何も話せない私にみなさん優しく関わってくれました
無事に・・・ではないが、何とか終えることができました

緊張する内容できつかったとは言え、良い学びがありました
終了後に改めて「ストレングスモデル」6原則を確かめました
原則1:障がいのある人は回復し、生活を改善し、高めることができる
原則2:焦点は欠陥でなく、 ストレングス(強み) である
原則3:地域を資源のオアシスとしてとらえる
原則4:利用者こそが支援(援助)関係の管理者(監督者)である
原則5:支援(援助)者と利用者の関係が根本であり本質である
原則6:私たちの仕事の主要な舞台は地域である

かつてこの国に私宅監置や病院隔離といった非人道的政策がありました
2005年の障害者自立支援法で医療や福祉は地域中心に転換しました
とはいえ地域には、生きることや働くことの難しさがあります
地域で生きるために必要なサービスや職場が足りません
マジョリティ(健常者)中心の社会が障がいを作っています
ふつうの一人として誰もが楽に生きれる社会でありたい
緘黙やコミュ障、ひきこもり、うつを経験してひしと感じます
訪問支援の人たちが地域にいることは私たちを勇気づけます

ここがいろんな事情で人とつながっていない方の集う場になるといい
ここの仲間が増えて、力がついたらアウトリーチもできるのだろうか
・・・と思いつつ学びに行ってきました

「ストレングスモデル」 を知りたい方はこちらを読んでみては(本屋さんにリンク)

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