コロナ禍で働けない
コロナの影響で、多くの方が仕事を失い、くらしが厳しくなっている。
特に交通、観光、宿泊、飲食、販売などが大きな影響を受けている。
非正規で働く学生や女性に厳しさが目立つ。
コロナ禍の状況や影響を統計から見ていく。
◆失業者数
160万人前後(2019年)➡215万人(2020年10月・約50万人増)
◆失業率
2.3~2.5%(2019年)➡3.1%(2020年10月)
◆直近統計
2021年8月は失業者数193万人、失業率 2.8%と改善の傾向
コロナ禍の中でも正規雇用者は約35万人増えた。
一方で非正規雇用者は、約75万人減と大きく落ち込んだ。
正規雇用は、製造業で男性が減り、医療・福祉で女性が増えている。
情報通信分野でも正社員雇用が増えている。
非正規では、男性に比べて女性の雇用減少が目立つ。
宿泊業や飲食サービス業の非正規雇用が著しく減っている。
学生アルバイトへの影響の大きさもうかがえる。
非正規雇用の女性や学生の多くが仕事を失ったことが確かです。
この10年間非正規雇用が増え続け、38.3%に達している。
非正規雇用で生活や学業を支えていた方々の大変さを想います。
もうひとつのポイントは非労働力人口(☆) の変化
☆15歳未満の方、アルバイトをしていない学生、家事従事者など
(仕事をしてない&仕事を探してない~失業率に含まれない)
近年、女性や学生や高齢者が働きやすい社会になってきた。
人口減少社会を維持するためにみんなで努力してきた成果です。
ところが今、女性と学生と高齢者の非労働力人口が増えている。
女性や学生、高齢者が仕事をあきらめているのかもしれません。
仕事探しをしない人は、非労働力人口 となり失業率に表れない。
女性や学生、高齢者は働きたいけど働けない・・厳しい現実がある。
ウィズコロナの社会は、これまでの違ったものになるでしょう。
仕事は回復するものばかりでなく、無くなるものもあるでしょう。
新しい仕事や働き方も生まれるでしょう。
自分をどこでどう生かすか、もう一度考えてみてもいいかも・・・。
子育てや学業をしながら安心して働ける仕事や職場が必要と感じる。
シニア層にはもう一度職場に戻ってチャレンジし、社会貢献してほしい。
誰もが働けるウィズコロナ社会をみんなで創れるといいな と思います。
弱者を生まない人に優しい未来社会を目指したい。
非正規から抜け出したい方、就職活動がうまくいかない方、
家から出る一歩が踏み出せない方、
一緒に方法を考えましょう。
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*出典・データ
「労働力調査」「労働経済の分析」(いずれも厚生労働省)