11/4(月)
3連休最終日
今日のご利用【来室1名、電話2名、メール2名】
朝の天気が良かったので、30分くらいの軽いお散歩🚶🏻♂️
相談室から徒歩2分のところに新しい巨大な福岡市民ホールができています。
来年3月28日オープン、こけら落とし公演はMISIAさんです。
北天神の静かな場所なのですが、来春からにぎやかになりそうです。
お勤め先で就職を支援している方は、障がいや困難な課題がある若者で、発達障害で困っている方が圧倒的に多いです。
障がいがある方がどのくらいいるのかを統計的に把握するのは難しいことです。
把握が難しい理由は、障がいの定義や基準があいまいで、障がいがあることをオープンにしていない方がいるからです。
国連は、世界人口の15%に障がいがあると言います。
日本の厚生労働省が把握している障がい者数は人口の9.2%です。
小学校の先生が何らかの障がいがあると感じる生徒の割合はおよそ10%です。
これらを総合すると、概ね10人に1人に障がいがあると思っていいのではないかと思っています。
何をもって障がいと言うか、最新の考え方は「統合モデル」と言います。
古い考え方を「医学モデル」、次の考え方が「社会モデル」、この2つを統合したのが「統合モデル」
「医学モデル」=障がいの原因は、本人の心身の状態にあるという考え方
「社会モデル」=障がいは、環境や社会のあり方が生み出しているという考え方
「統合モデル」=障がいを、人の心身機能・身体構造、活動、参加の3側面から全体として捉える考え方
社会が進化し、ITやAIの技術が普及して、社会生活や職場で求められる能力やスキルが急激に変化しています。
それらを持ち合わせていなかったり、苦手だったりすると「障がい」が生まれやすくなります。
発達障害が、先進国、特に日本で急激に増えているのは、この急速な社会の変化にあるような気がしています。
真実は誰にもわからないと思います。
100年くらい先の未来から今を振り返ったらわかるのでしょう。
とりあえず私たちは今を生きるしかない。
連休終わって明日からお仕事です。
(山口)