「堀文子 画文集 命といふもの」(小学館)

ウクライナのみなさんの無事と世界平和を祈って、
いのちを描き続けた堀文子さんの画文集を「今」読む。

図抜けた観察力で季節の草花や虫を精緻に描き、
感じたことを記した随筆を添えている。
その画から生きるもの命が伝わってくる。
添えられた言葉には命の尊さが溢れる。

戦争を「若者を使った殺人」とし、
強く不戦を訴えたひとり。
生きることを軽んじ、傲慢に振る舞う人類に厳しく警告を発する。
戦火の中の人々を想い、平和を祈ろう!

関東大震災、二・二六事件、東京大空襲を生き抜き、
結婚、夫との死別、世界の旅、イタリア生活を経て、
最後に住み付いた神奈川県大磯の山裾で、
ときにコンクリート詰めの都会で
無感動、無機質に生きる現代人の姿をいぶかしげに語りながら本書を描いた。

疲れた時、迷った時、こころを癒やしてくれる。
第3集までの3冊を置いてます。
ここで本書を開いてみるのはいかがですか? 

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いのちを大切にしたい方、世の中が色あせて見える方、
感動したい方、泣いてみたい方、誰かと話してみたい方、
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