「木を植えた男」(ジャン・ジノオ あすなろ書房)
近所の本屋カフェをやってるフランス人に勧められて読んだ1冊
(ネタバレあるかもしれません)
ジャン・ジノオという作家は知らなかった
フランスでは著名な代表作家のひとりなんだと
この本は、日本語に翻訳されて児童書として出版されている
漢字にはすべてふりがなが付いている
大人が読んでも面白い・・というか大人にもぜひ読んでもらいたい本
子と妻を亡くした男がひとり山岳地帯の荒れ地に住み
毎日、どんぐりを土に埋めていく話
埋めたどんぐりのほんの一部しか木に育たない
それでも彼はどんぐりを土に埋め続ける
彼がしていることを誰も知らない
長い年月を経て、そこは大きな森になる
中村哲さん(ペシャワール会)が亡くなったのは2019年12月4日
アフガニスタンでひとり医療活動を始め、その活動は水利事業、農業事業へと広がった
誰とも与せず、誰とも争わす、誰も非難せず
争い、貧困、飢餓に生きる人々とともに活動し続けた
一度だけ講演でお顔を拝見し、お話を聴きした
毎年12月4日を忘れないでいたいと思う
西日本新聞社の中村さん特設サイトはこちら
褒められたり、認められたり、お金が稼げたりすると嬉しい
家の中でも 学校でも 社会でも みんな認められようと必死に頑張る
認められようと頑張って、疲れて、ひとりになる つらくなる
たったひとりで種を埋め続けた彼の不屈の精神を何が支えたのでしょうか
自分を一番知っているのは自分自身
他人からどう見えようと、どう思われようと自分ひとりに愛されればいいのかも
読んでみたい方はこちら(書店のページ)またはこちら(本屋カフェ)から
人が怖い、人を信じられない、ひとりでいたい
自分に価値がない、この世から消えてしまいたい
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